リアル取引口座を開設する

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

チャート分析のフィボナッチの引き方|起点・終点と戻り率をMT5で確認

フィボナッチ・リトレースメントは、選んだ二点の値幅に対して、どの程度押した・戻したかを測る道具です。チャート分析では二点の価格と、0%・100%がどちらに表示されているかを最初に確認します。同じ場所に見える線でも、基準の波や向きが違えば意味が変わります。

1. 測る波を一つ選ぶ
2. 起点と終点を記録
3. 0と100の位置を確認
4. 割合を価格へ換算

MT5実チャート:下落した値幅の戻りを見る

GOLDのH1で高値4510.65から安値4365.33へフィボナッチを引き、安値側0・高値側100を表示したMT5チャート
XMTrading・GOLD・H1。2026年9月13日撮影。2026年9月3日の高値4510.65と9月4日16:00の安値4365.33を結んだ事後の学習例です。時刻は配信元基準です。 画像を押すと拡大できます。

この図では下側の安値が0%、上側の高値が100%です。下落した幅に対して、その安値から上へどれだけ戻ったかを読みます。撮影時点の後の動きも見えているため、当時この波を事前に選べたという意味ではありません。

戻り率を価格で確かめる

選んだ値幅は4510.65−4365.33=145.32です。この下落例では、戻りの目安を「安値+値幅×割合」で計算できます。

戻り率計算上の価格(小数第2位)
0%4365.33
23.6%4399.63
38.2%4420.84
50%4437.99
61.8%4455.14
100%4510.65

これはチャートの価格水準の計算で、pipsや損益の計算ではありません。また、50%は半値戻しとして使われる水準で、フィボナッチ数列の隣接項の比率そのものではありません。線に達したという事実と、そこから反転するという予想を分けます。

上昇の押しを測る場合

上昇した波の高値からの押しを測るなら、「高値−上昇幅×割合」で価格を確認できます。たとえば説明用の価格200から300への上昇なら、38.2%押しは300−100×0.382=261.8です。これは仮の計算例で、実チャートの数値ではありません。

MT5の表示で0と100の位置が意図と逆なら、ドラッグした方向や二点の設定を見直します。「左から右へ引いたから正しい」と決めず、実際のラベルと価格で確認しましょう。

MT5で引く手順

  1. 時間足を固定し、測る高値・安値の日時と価格を記録します。
  2. フィボナッチ・リトレースメントを選び、起点から終点へドラッグします。
  3. オブジェクトの設定で二点の日時・価格を確認します。
  4. 0%と100%の表示位置を確かめ、50%が二点の中間価格になっているか照合します。
  5. 必要な水準だけを表示し、線を増やしすぎないようにします。

ツールの操作や水準の価格表示はMetaTrader 5公式ヘルプで確認できます。価格も表示したい場合、レベルの説明欄に「%$」を指定する方法が案内されています。

起点・終点を変えるときの注意

高値・安値が更新されれば、新しい波を測りたくなることがあります。そのときは元の二点を保存し、新しい二点での図と分けます。過去の反発に合わせて何度も引き直し、最もきれいに見える結果だけを残すと再現できません。

  • 観察時点で二点を選べたか。後の足で初めて山・谷と分かった点ではないか。
  • ヒゲ先端か実体端かを統一しているか。
  • 別の時間足の波を途中で混ぜていないか。
  • 線への接触と、確定足の反応を別々に記録したか。

よくある疑問

61.8%に達したら反発しますか?

必ず反発するわけではありません。戻りの割合を測る目安であり、そのまま通過する場合もあります。

どの波が正解ですか?

唯一の正解として決まるものではありません。選んだ日時・価格・理由を残し、同じ条件で読み直せることを優先します。

MT5実例3つ:起点を固定し、押しの割合を価格へ換算

実例はXMTradingのMT5で表示した過去の実チャートです。線と説明は当サイトで追加しました。時刻はMT5足の開始時刻で、日本時間への換算はしていません。緑の縦棒は高値・安値、左の短線は始値、右の短線は終値です。成功例と不成立・未達例を学習用に選んでおり、出現率や勝率を示す標本ではありません。

以下は上昇波に対する下押しです。赤線の安値Lから高値Uへの一波を固定し、高値を0%、安値を100%としています。r%の価格=U−(U−L)×r/100。50%は広く使う中間点で、フィボナッチ数列から得られる比率そのものではありません。

実例1:GOLD H1

フィボナッチ実例1 GOLD H1 起点と終点を赤線で表示
フィボナッチ実例1 GOLD H1 起点と終点を赤線で表示。画像を押すと拡大できます。
基準・水準MT5時刻または計算価格
安値L2025/10/15 03:004153.75
高値U2025/10/17 01:004379.77
0%U−(U−L)×04379.77
38.2%U−(U−L)×0.3824293.43
50%U−(U−L)×0.54266.76
61.8%U−(U−L)×0.6184240.09
100%U−(U−L)×14153.75

38.2%の 4293.43 と61.8%の 4240.09 を通過する足に注目します。線への接触、終値での通過、次の足の戻りは別の出来事です。線で必ず反発すると予測する図ではありません。写真の後半を隠し、各水準に近づいた時点で、保持する条件と安値Lを割った場合の見直し条件を書いてから右側を確認してください。

実例2:USDJPY H1

フィボナッチ実例2 USDJPY H1 起点と終点を赤線で表示
フィボナッチ実例2 USDJPY H1 起点と終点を赤線で表示。画像を押すと拡大できます。
基準・水準MT5時刻または計算価格
安値L2026/07/27 10:00163.318
高値U2026/07/28 13:00163.938
0%U−(U−L)×0163.938
38.2%U−(U−L)×0.382163.701
50%U−(U−L)×0.5163.628
61.8%U−(U−L)×0.618163.555
100%U−(U−L)×1163.318

38.2%の 163.701 と61.8%の 163.555 を通過する足に注目します。線への接触、終値での通過、次の足の戻りは別の出来事です。線で必ず反発すると予測する図ではありません。写真の後半を隠し、各水準に近づいた時点で、保持する条件と安値Lを割った場合の見直し条件を書いてから右側を確認してください。

実例3:EURUSD H1

フィボナッチ実例3 EURUSD H1 起点と終点を赤線で表示
フィボナッチ実例3 EURUSD H1 起点と終点を赤線で表示。画像を押すと拡大できます。
基準・水準MT5時刻または計算価格
安値L2025/04/08 18:001.08949
高値U2025/04/10 15:001.11310
0%U−(U−L)×01.11310
38.2%U−(U−L)×0.3821.10408
50%U−(U−L)×0.51.10129
61.8%U−(U−L)×0.6181.09851
100%U−(U−L)×11.08949

38.2%の 1.10408 と61.8%の 1.09851 を通過する足に注目します。線への接触、終値での通過、次の足の戻りは別の出来事です。線で必ず反発すると予測する図ではありません。写真の後半を隠し、各水準に近づいた時点で、保持する条件と安値Lを割った場合の見直し条件を書いてから右側を確認してください。

下降波の戻りを測るときは向きを反転し、下側を0%、上側を100%とするなら下側+値幅×割合で計算します。ツールのドラッグ方向によって表示が逆になるため、0%・100%の価格を最初に照合してください。

チャート分析のローソク足の見方|実体・ヒゲ・確定足を図解

ローソク足は、一定時間の始値・高値・安値・終値を1本にまとめた表示です。長いヒゲを見て反転と判断する前に、どこで始まり、どこで終わったかを確認しましょう。この記事はローソク足の形を同じ言葉で説明するための読み方を扱います。

陽線と陰線は色より始値・終値で判断する

部分表す価格
実体の両端始値と終値
上ヒゲの先端高値
下ヒゲの先端安値
陽線終値が始値より高い足
陰線終値が始値より低い足

始値と終値が同じ、または近い場合、実体は細く見えます。色は利用者が変更できるため、「赤だから陽線」と固定して覚えないことが大切です。このサイトの掲載例では緑が陽線、赤が陰線です。

MT5実チャートで実体とヒゲを分ける

9月4日16時の陽線の下ヒゲ先端と実体下端を比較したGOLDのMT5チャート
XMTrading・GOLD・H1、2026年9月13日撮影。青は9月4日16:00の安値4365.33、オレンジは実体下端4393.63。時刻は配信元基準です。 画像を押すと拡大できます。

対象の陽線は始値4393.63、終値4413.02、安値4365.33です。実体の長さは4413.02−4393.63=19.39、下ヒゲは4393.63−4365.33=28.30です。いずれもチャートの価格単位で、pips数や取引損益ではありません。

この下ヒゲから分かるのは、その時間帯に安値まで下げ、終値がそこから上にあったことです。安値をつけた理由、参加者の意図、次の足の方向までは断定できません。

四本値だけでは途中の順番は分からない

1. 始値で始まる
2. 高値・安値を記録
3. 終値で終わる

1本の足は途中のすべての動きを保存した図ではありません。高値へ先に進んだのか、安値を先につけたのかは四本値だけでは区別できない場合があります。順番を調べるなら下位足などで確認しますが、粗い足から細かい動きを想像で補わないようにしましょう。

確定足と未確定足を混ぜない

右端の形成中の足は、終了するまで高値・安値・現在の終値に相当する値が変わります。長い陽線が残るとは限らず、途中で陰線になることもあります。「終値で線を越えた」と記録するのは、その時間足が終了してからです。

  1. 銘柄・配信元・時間足を確認する。
  2. 対象の足にカーソルを合わせ、MT5のデータウィンドウで日時と四本値を見る。
  3. 始値と終値を比較して、陽線・陰線・ほぼ同値を判別する。
  4. 周囲の足と比べ、実体・ヒゲ・全体の値幅を別々に記録する。
  5. 形成中なら未確定と付け、終了後の記録と分ける。

形を見るときに起きやすい誤解

  • 長い下ヒゲが出ても、必ず上昇するわけではありません。下落の途中でも現れます。
  • 大きな実体はその足の始値と終値の差が大きかったことを示します。次の足の方向は別です。
  • 1本だけで相場全体の方向を決めません。どの水準で現れたかも確認します。

練習:足の名前を付ける前に説明する

過去の足を1本選び、「始値より終値が上」「実体より下ヒゲが長い」「前の足の安値を下回った」の3項目を書いてみましょう。次の値動きを見る前に残すと、後から反転足だったと呼び直す癖を確認できます。形の暗記より、観察できた事実を短く説明する練習になります。

よくある疑問

時間足の区切りは全社共通ですか?

表示時刻は配信元のサーバー設定に依存します。とくに日足を比べる場合は、配信元とタイムゾーンをそろえましょう。

十字線が出たら方向が変わりますか?

実体が小さいという情報だけでは決められません。観察していた水準、時間足、形成中かどうかも確認します。

実チャート3例:一本の始値・高値・安値・終値を分解

実例はXMTradingのMT5で表示した過去の実チャートです。線と説明は当サイトで追加しました。時刻はMT5足の開始時刻で、日本時間への換算はしていません。緑の縦棒は高値・安値、左の短線は始値、右の短線は終値です。成功例と不成立・未達例を学習用に選んでおり、出現率や勝率を示す標本ではありません。

写真はバーチャート表示ですが、ローソク足と同じOHLCデータです。縦棒全体が高値から安値、左右の短線が始値・終値。ローソク足へ切り替えると始値と終値の間が実体になります。色だけで上昇・下落を判断せず、数値の順を確かめます。

高値:足の上端終値:実体の上端(陽線)始値:実体の下端(陽線)安値:足の下端
陽線の模式図。陰線では始値と終値の上下が逆になります。

実例1:紫線のGOLD H1の足を読む

OHLC実例1 GOLD H1 紫線の確認足
OHLC実例1 GOLD H1 紫線の確認足。画像を押すと拡大できます。
項目価格・値幅
始値4210.94
高値4225.25
安値4167.67
終値4173.65
実体37.29
上ヒゲ14.31
下ヒゲ5.98

この足は陰線です。実体だけでは境界を越えたかは分からないため、終値と黄色のネックラインも比較します。足の名前や長いヒゲは次の値動きを保証しません。

実例2:紫線のEURUSD H1の足を読む

OHLC実例2 EURUSD H1 紫線の確認足
OHLC実例2 EURUSD H1 紫線の確認足。画像を押すと拡大できます。
項目価格・値幅
始値1.10695
高値1.11310
安値1.10671
終値1.10962
実体0.00267
上ヒゲ0.00348
下ヒゲ0.00024

この足は陽線です。実体だけでは境界を越えたかは分からないため、終値と黄色のネックラインも比較します。足の名前や長いヒゲは次の値動きを保証しません。

実例3:紫線のGBPUSD H1の足を読む

OHLC実例3 GBPUSD H1 紫線の確認足
OHLC実例3 GBPUSD H1 紫線の確認足。画像を押すと拡大できます。
項目価格・値幅
始値1.35017
高値1.35240
安値1.35017
終値1.35240
実体0.00223
上ヒゲ0.00000
下ヒゲ0.00000

この足は陽線です。実体だけでは境界を越えたかは分からないため、終値と黄色のネックラインも比較します。足の名前や長いヒゲは次の値動きを保証しません。

チャート分析でレンジ相場を見分ける方法|上限・下限と観察期間の決め方

チャート分析でレンジ相場を見分けるときは、まず「どの時間足の、いつからいつまでを見るか」を決めます。横ばいに見える部分を後から囲むだけでは、同じ見方を再現できません。この記事では、上限・下限の候補を置き、範囲の中と外を確認する手順を説明します。

1. 時間足と期間を固定
2. 上下の候補を決める
3. 終値と往復を確認
4. 範囲外で見直す

レンジ相場とは?横ばいの範囲を言葉にする

一定の観察期間に、価格が上側と下側の水準付近を行き来している状態をレンジと呼びます。毎回ぴったり同じ価格で止まる必要はありません。一方、高値と安値がともに切り下がっていれば、値幅が小さくても下降の途中かもしれません。

1時間足では横ばいでも、日足では大きな下落の一部ということがあります。「GOLDの1時間足、9月7日から8日」のように条件を添えましょう。

MT5実チャート:四角の外側も確認する

GOLDの1時間足で9月7日から8日、4370から4420の観察枠を表示したMT5チャート
XMTrading・GOLD・H1。2026年9月13日撮影、横軸は配信元のサーバー時刻。青枠は9月7日〜8日の4370〜4420という説明用の候補範囲です。最適なレンジや売買水準を示すものではありません。 画像を押すと拡大できます。

最初に青枠の上辺・下辺を見て、その外へ出ているヒゲや実体も確認します。図では上辺を越えた部分や、右端付近で下辺を割る部分があります。枠に都合のよい足だけを数えず、外れた足も記録することが大切です。これは後から置いた観察枠であり、当時この範囲を予測できた証拠ではありません。

右側に進むときは枠をその都度広げず、最初の候補を残して比較します。範囲を変えた場合は、変更前と変更後を別の画像に残します。

上限・下限を決める4手順

  1. 時間足と開始・終了時刻を記録します。まずは画面1枚に収まる期間で十分です。
  2. 期間内の目立つ高値・安値を候補にし、ヒゲ基準か終値基準かを決めます。
  3. 上下を往復しているか確認します。一方向に進んだだけなら横ばいとは分けて記録します。
  4. 終了時点の確定足が範囲の内側か外側かを記録します。形成中の足は暫定扱いにします。

レンジ判定を保留する場面

観察した状態見直す点
高値・安値が同じ方向へ進む小さなトレンドの可能性を確認する
一度だけ上限に触れた往復の材料が不足している
終値が枠外にある元の範囲を外れた事実を先に記録する
線を頻繁に動かしてしまう期間と線の基準を固定し直す

範囲を抜けた後も同じ方向へ進み続けるとは限りません。ただし、抜けた後も古い枠を前提に読み続けると判断が後追いになります。内側・外側・再び内側の3状態を区別しましょう。

練習:次の足を見る前に記録する

MT5の過去チャートで右側の未観察部分を隠し、上限・下限・時刻を1組記録します。その後に次の足を少しずつ表示し、候補の範囲が保たれたかを確認します。範囲を当てることより、都合よく線を引き直さなかったかを点検する練習です。

記録項目記入内容
対象銘柄・H1などの時間足・配信元
範囲開始/終了時刻・上限・下限
基準ヒゲか終値か
変化外に出た時刻・確定足か・内側へ戻ったか

よくある疑問

何回反発すればレンジですか?

回数だけで一律に決まりません。期間、上下の往復、価格の偏りを一緒に見ます。特定の回数を利益につながる条件として扱わないようにします。

レンジ幅が狭ければ取引しやすいですか?

そうとは限りません。観察上の値幅と、スプレッドなどを含む取引条件は別です。幅の小ささだけで売買を決めないようにします。

レンジ:区間の幅と、片側への突破を分ける

実例はXMTradingのMT5で表示した過去の実チャートです。線と説明は当サイトで追加しました。時刻はMT5足の開始時刻で、日本時間への換算はしていません。緑の縦棒は高値・安値、左の短線は始値、右の短線は終値です。成功例と不成立・未達例を学習用に選んでおり、出現率や勝率を示す標本ではありません。

以下は完全な長期レンジの代表例ではなく、山谷が二度現れた部分の上下の幅を観察する教材です。局所の往復から始め、片側へ終値で抜けた後を同じレンジ扱いで続けない練習に使います。

実例1:GOLD H1、2025/10/21 16:00

レンジ 実例1 GOLD H1 番号付き高安値と判断の境界
レンジ 実例1 GOLD H1 番号付き高安値と判断の境界。画像を押すと拡大できます。

山側の上限と谷側の下限を測り、黄色線を割った後は下限買いの前提を見直します。

根拠・経過価格・記録
点①4379.77
点②=黄色の境界4185.65
点③4381.35
紫線の確定終値4173.65
確認後90本の安値/高値4004.07 / 4188.10

答え合わせ:確認後90本では測定目標に未達。同じ90本ではネックラインの反対側への終値の戻りを確認しなかった。

実例2:GBPUSD H1、2026/01/05 18:00

レンジ 実例2 GBPUSD H1 番号付き高安値と判断の境界
レンジ 実例2 GBPUSD H1 番号付き高安値と判断の境界。画像を押すと拡大できます。

上へ出た後に元の範囲へ戻る例。最初の突破だけでレンジ終了を確定しないようにします。

根拠・経過価格・記録
点①1.34004
点②=黄色の境界1.35010
点③1.34128
紫線の確定終値1.35240
確認後90本の安値/高値1.34029 / 1.35665

答え合わせ:確認後90本では測定目標に未達。その後ネックラインの反対側へ終値で戻った(2026/01/06 18:00)。

実例3:GBPUSD H1、2026/04/30 18:00

レンジ 実例3 GBPUSD H1 番号付き高安値と判断の境界
レンジ 実例3 GBPUSD H1 番号付き高安値と判断の境界。画像を押すと拡大できます。

上へ出て測定目標に届いた後に戻りも出た例。時間が違えば範囲の内外も変わることを確認します。

根拠・経過価格・記録
点①1.34621
点②=黄色の境界1.35269
点③1.34529
紫線の確定終値1.35774
確認後90本の安値/高値1.35111 / 1.36566

答え合わせ:測定目標へ到達(2026/04/30 21:00)。その後ネックラインの反対側へ終値で戻った(2026/05/04 19:00)。

チャート分析のトレンド転換の見方|高値・安値で確認する手順

下落中に大きな陽線が出ても、それだけで上昇トレンドに転換したとは決められません。以前の高値・安値との関係が、どこまで変わったかを確認すると、一時的な反発と構造の変化を分けて考えられます。

この記事では、高値・安値を比べる順序と、判断を保留する場面をMT5の実チャートで説明します。特定の売買タイミングを勧めるものではありません。

反発したことと、トレンドが変わったことは別に確認する

ここでは、同じ時間足の目立つ山を「高値」、谷を「安値」として比較します。高値・安値がともに下がる区間を下向き、ともに上がる区間を上向きとして整理します。山や谷の選び方によって見える構造は変わるので、比較する点を先に明記することが出発点です。

  • 反発:下がった価格がいったん上がる動き。以前の高値を越えていなくても起こります。
  • 構造の変化:比較していた高値・安値の切り下がり、または切り上がりが続かなくなること。
  • 転換の判断:どの構造変化をもって転換と呼ぶかを、時間足とともに決めて確認すること。

トレンド転換を全員が同じ時点で判定できる、唯一の基準があるわけではありません。「上がったから転換」と後から説明するのではなく、事前に選んだ点を使います。

MT5実チャートで高値A・Bと安値C・Dを比較する

GOLD1時間足。高値AよりBが低く、安値CよりDが低いことを文字で示した比較図
図1:高値と安値の比較点を付けた実チャート。XMTrading MT5/GOLD/H1。2026年9月3日〜11日の過去チャートを9月13日に撮影。横軸はサーバー時間。 画像を押すと拡大できます。

図1のAは9月3日の高値、Bは9月9日の高値、Cは9月4日16時の安値、Dは9月11日の安値付近に置いた目印です。文字は読みやすいよう足の近くに配置しています。期間全体を見て選んだ比較点で、隣り合うすべての山・谷を示したものではありません。

  1. AとB:Bの方が低く、この2点では高値が切り下がっています。
  2. CとD:Dの方が低く、この2点では安値も切り下がっています。
  3. D付近からの反発:大きな陽線が見えますが、掲載範囲ではBの高値まで戻っていません。

この比較から書けるのは「選んだ高値・安値は下がっている」「D付近で反発した」という事実です。図の右端より先で上がるか下がるかは分かりません。また、このH1画像だけでH4・D1の転換を判断することもできません。

下向きから上向きへの変化を観察する4段階

次の流れは、転換を整理するための一例です。図1でこのすべてが成立したという説明ではありません。

① 現状を決める
比較する高値・安値と時間足を記録する

↓
② 戻り高値を越えたか確認
ヒゲだけか、確定足の終値も越えたかを分ける

↓
③ 次の押しを観察
安値を更新したか、前の安値より上で谷ができたか

↓
④ その後の高値を比較
高値・安値の両方が上がる構造になったか再点検する

① 比較する戻り高値を先に決める

戻り高値とは、下落の途中でいったん戻した山の高値です。大きな山と小さな山を混ぜると、同じチャートでも判定が変わります。「この日時のH1高値を見る」と指定し、その点を選んだ理由を書きます。

② 高値を越えても、すぐに結論を出さない

一時的に越えて元の範囲へ戻る場合があります。ヒゲで越えた事実と、終値の位置を分けて残しましょう。終値が越えた場合でも、次の足が同じ方向へ進むとは限りません。

③ 谷ができるまでの間は「未確認」にする

価格がまだ下がっている途中では、そこが谷になるか分かりません。谷ができたと判断した時点を記録します。後から一番低い足を選び直すだけでは、当時判断できたことと区別できなくなります。

④ 高値と安値の組み合わせで見直す

高値を越えても、次の安値が以前の安値を下回るなら、単純な上向きの整理には当てはまりません。結論を急がず「高値は上、安値は下」と事実のまま残します。上向きから下向きを見る場合は、高値と安値の上下関係を逆にして考えます。

トレンド転換を早合点しやすい3つの場面

  • 陽線・陰線の大きさだけを見る:大きく動いても、以前の高値・安値の内側の場合があります。
  • 斜めの線を越えただけで決める:トレンドラインやチャネルの外に出ることと、山・谷の構造が変わることは分けて確認します。
  • 時間足を途中で変える:H1の反発がH4では小さな戻りの場合があります。観察した時間足を記録してください。

水平線を使って比較する価格を固定する方法は、水平線の引き方とヒゲ・実体の比較で説明しています。時間足の役割はマルチタイムフレーム分析の基本を参照してください。

記録するのは「転換したか」だけでなく、その根拠

項目書く内容
比較点高値2点・安値2点の日時と時間足
確認時刻その点を山・谷と判断した時刻
越えた基準ヒゲ/終値、どちらで確認したか
現在の状態反発のみ/高値更新/安値切り上げ待ち、など
再点検する条件どの安値・高値を越えたら見方を変えるか

練習では、チャートの右側を隠し、1本ずつ進めて「今の時点で何が確認できたか」を書きます。図1のように全期間を見た作図と、未来を隠した判断練習は分けましょう。練習方法と記録テンプレートも利用できます。

転換が確認できるまで待つと遅すぎませんか?

確認する項目を増やすほど、判断する時点は後になります。早さと確認できる情報には違いがあります。どちらが有利かは、この作図例だけでは決められません。

全体の進め方を復習する:ゴールドのチャート分析を5手順で確認

画像は当サイトがMT5で撮影した過去の観察例です。操作参考:MetaTrader 5公式ヘルプ。本文の観察手順は学習用で、将来の値動きや売買成績を保証するものではありません。

トレンド転換:形の候補と境界の突破を分ける

実例はXMTradingのMT5で表示した過去の実チャートです。線と説明は当サイトで追加しました。時刻はMT5足の開始時刻で、日本時間への換算はしていません。緑の縦棒は高値・安値、左の短線は始値、右の短線は終値です。成功例と不成立・未達例を学習用に選んでおり、出現率や勝率を示す標本ではありません。

上昇の途中に二つの山があっても、すぐに下降トレンドとは決まりません。形の前の流れ、黄色線の位置、確認後の高値・安値を順番に読みます。

実例1:GOLD H1、2025/10/21 16:00

トレンド転換 実例1 GOLD H1 番号付き高安値と判断の境界
トレンド転換 実例1 GOLD H1 番号付き高安値と判断の境界。画像を押すと拡大できます。

上昇後の山二つとネックライン割れを観察します。目標未達でも、形の確認そのものと区別します。

根拠・経過価格・記録
点①4379.77
点②=黄色の境界4185.65
点③4381.35
紫線の確定終値4173.65
確認後90本の安値/高値4004.07 / 4188.10

答え合わせ:確認後90本では測定目標に未達。同じ90本ではネックラインの反対側への終値の戻りを確認しなかった。

実例2:EURUSD H1、2025/04/10 15:00

トレンド転換 実例2 EURUSD H1 番号付き高安値と判断の境界
トレンド転換 実例2 EURUSD H1 番号付き高安値と判断の境界。画像を押すと拡大できます。

下落後の谷二つと上抜けを見る例。安値更新が止まっただけの時刻と、黄色線を終値で越えた時刻を分けます。

根拠・経過価格・記録
点①1.08874
点②=黄色の境界1.10942
点③1.09121
紫線の確定終値1.10962
確認後90本の安値/高値1.10898 / 1.14733

答え合わせ:測定目標へ到達(2025/04/11 03:00)。同じ90本ではネックラインの反対側への終値の戻りを確認しなかった。

実例3:GBPUSD H1、2026/01/05 18:00

トレンド転換 実例3 GBPUSD H1 番号付き高安値と判断の境界
トレンド転換 実例3 GBPUSD H1 番号付き高安値と判断の境界。画像を押すと拡大できます。

反転候補が継続しなかった例。直近の谷・山を更新し、前の見立てを固定し続けない練習です。

根拠・経過価格・記録
点①1.34004
点②=黄色の境界1.35010
点③1.34128
紫線の確定終値1.35240
確認後90本の安値/高値1.34029 / 1.35665

答え合わせ:確認後90本では測定目標に未達。その後ネックラインの反対側へ終値で戻った(2026/01/06 18:00)。

チャート分析の水平線の引き方|ヒゲと実体のどちらに合わせる?

水平線を引くときに迷うのが「ヒゲの先か、実体の端か」です。ヒゲはその足で届いた価格、実体の端は始値または終値なので、まず何を観察したいかを決めます。この記事ではMT5のゴールド実チャートで2本を比較し、線の引き方と見直し方を説明します。

チャート分析を始めた方が、水平線の基準を自分で説明できるようになるための教材です。線に触れたら売買する、というルールではありません。

水平線は「次に反応を観察する価格」の目印

水平線は時間が進んでも同じ価格を示す線です。過去の高値・安値などに引き、価格が再び近づいたときに、止まる・越える・戻るといった動きを観察します。

下落が止まるかを見る場所を支持線、上昇が止まるかを見る場所を抵抗線として考えます。ただし、線を引いた時点でその価格が必ず支持・抵抗として働くとは限りません。

見る価格を選ぶ → 線を引く → 右側の反応を見る → 基準を記録する

反発した箇所だけでなく、越えた箇所も同じように記録します。

ヒゲと実体のどちらに合わせる?実チャートで比べる

GOLD1時間足の比較図。ヒゲ安値の青実線と実体下端のオレンジ破線
図1:9月4日16時の足を基準にした2本の水平線。XMTrading MT5/GOLD/H1。2026年9月3日〜11日の過去チャートを9月13日に撮影。横軸はサーバー時間。 画像を押すと拡大できます。

青い実線は、9月4日16時のローソク足のヒゲ安値です。オレンジの破線は同じ足の実体下端で、この陽線では始値に当たります。実体の端がいつでも終値を表すわけではない点が大切です。

基準観察したいこと注意点
ヒゲの先足が到達した高値・安値短時間の値動きも含む
実体の端始値・終値付近の位置関係陽線と陰線で始値・終値の上下が逆
終値だけ足が確定した時点の価格足の途中にどこまで動いたかは別に見る

図1では、オレンジ線付近で足が重なる場面も、青線を下回る場面もあります。「たくさん触れている方が正解」とは決めず、同じ基準で越えた場面まで確認しましょう。

迷った場合は、まずヒゲの高値・安値を基準に観察を始め、実体で引いた線との違いを記録する方法があります。最初から利益の出る引き方を選べる、という意味ではありません。

MT5で水平線を引く5つの手順

  1. 銘柄・時間足・表示期間を決める。例ではGOLDのH1です。別の配信元や時間足を混ぜずに比較します。
  2. 目立つ山か谷を選ぶ。最初は多くの線を引かず、1か所の理由を説明できる状態を作ります。
  3. クロスヘアとデータウィンドウで価格を確認する。ヒゲの安値と実体下端を混同しないよう、始値・高値・安値・終値を見ます。
  4. 水平線を配置する。MT5の「挿入」から「オブジェクト」「ライン」の水平線を選びます。表示名が異なる場合は水平線のアイコンを確認してください。必要に応じて線のプロパティで価格を合わせます。
  5. 基準と日時を記録する。「H1、9月4日16時、ヒゲ安値」のように、後から同じ位置に引き直せる情報を残します。

時間足の選び方で迷う場合は、マルチタイムフレーム分析の基本も確認してください。上位足で引いた線を見る場合は、線の名前やメモに元の時間足を書きます。

線を越えたらどうする?ヒゲと終値を分ける

同じ「線を越えた」でも、ヒゲだけが越えて戻った場合と、終値が線の外で確定した場合では観察内容が異なります。どちらを確認したいかは、結果を見る前に決めます。

  • ヒゲだけが越えた:足の途中で越えた事実と、終値の位置を両方残す。
  • 終値も越えた:それまでの支持・抵抗という見方を再点検する。
  • 何度も上下を往復した:線だけでは方向を判断しにくいと記録する。

越えた直後に、都合のよい別のヒゲへ線をずらすと、当初の判断を振り返れなくなります。引き直すときは変更前の画像を残し、新しい山・谷を選んだ理由を書きましょう。線を越えてから戻る場合もあり、終値で越えたことだけでも継続方向は確定しません。

練習:同じ足から2本引いて比較する

MT5で過去の足を1本選び、ヒゲの安値と実体下端に色を変えて線を引きます。右側の足を見て「どちらに触れたか」「終値はどちら側か」を記録してください。図1は全期間を見た振り返り例です。未来を隠した予測練習をする場合は、観察時点より後の足を隠して行います。

  • 線の元になった日時と時間足を書いたか
  • ヒゲ・実体・終値のどれを基準にしたか
  • 止まった場面と越えた場面の両方を見たか
  • 線を変更した理由を残したか

線を何本引けばよいですか?

本数の正解はありません。近い価格に線を増やしすぎると、何を見たいか分からなくなります。各線の役割を説明できる本数に絞ってください。

水平線と平行チャネルは同じですか?

水平線は一定価格を示し、平行チャネルは斜めの範囲を示します。平行チャネルの引き方では別の作図例を掲載しています。

続けて練習する方へ:実チャートの練習問題と記録テンプレート/ゴールド分析の5手順

操作の参考:MetaTrader 5公式ヘルプ「チャートの表示と設定」。画像は学習用の過去チャートです。将来の値動きや利益を保証するものではありません。

水平線:どの高安値を採用したかを価格で残す

実例はXMTradingのMT5で表示した過去の実チャートです。線と説明は当サイトで追加しました。時刻はMT5足の開始時刻で、日本時間への換算はしていません。緑の縦棒は高値・安値、左の短線は始値、右の短線は終値です。成功例と不成立・未達例を学習用に選んでおり、出現率や勝率を示す標本ではありません。

黄色線は形の中間の高安値②を根拠に引いています。丸い数字だからという理由だけで増やさず、反応の根拠点を記録します。実際の取引ではヒゲ・終値の差やスプレッドがあるため、一本の線への厳密な接触を要求するか、帯にするかも先に決めます。

実例1:GOLD H1、2025/10/21 16:00

水平線 実例1 GOLD H1 番号付き高安値と判断の境界
水平線 実例1 GOLD H1 番号付き高安値と判断の境界。画像を押すと拡大できます。

谷②の価格が、二つの山の間の支持です。青の目標線と黄色の判断線の役割を混同しない練習です。

根拠・経過価格・記録
点①4379.77
点②=黄色の境界4185.65
点③4381.35
紫線の確定終値4173.65
確認後90本の安値/高値4004.07 / 4188.10

答え合わせ:確認後90本では測定目標に未達。同じ90本ではネックラインの反対側への終値の戻りを確認しなかった。

実例2:EURUSD H1、2025/04/10 15:00

水平線 実例2 EURUSD H1 番号付き高安値と判断の境界
水平線 実例2 EURUSD H1 番号付き高安値と判断の境界。画像を押すと拡大できます。

山②の価格が、二つの谷の間の抵抗です。上の山の外側ではなく、谷の間の戻り高値を選んだ理由を確認します。

根拠・経過価格・記録
点①1.08874
点②=黄色の境界1.10942
点③1.09121
紫線の確定終値1.10962
確認後90本の安値/高値1.10898 / 1.14733

答え合わせ:測定目標へ到達(2025/04/11 03:00)。同じ90本ではネックラインの反対側への終値の戻りを確認しなかった。

実例3:USDJPY H1、2025/04/11 02:00

水平線 実例3 USDJPY H1 番号付き高安値と判断の境界
水平線 実例3 USDJPY H1 番号付き高安値と判断の境界。画像を押すと拡大できます。

水平線を突破しても終値で戻る例。線を少しずつ動かして結果に合わせず、最初の価格を固定して観察します。

根拠・経過価格・記録
点①148.139
点②=黄色の境界143.982
点③148.271
紫線の確定終値143.742
確認後90本の安値/高値142.033 / 144.195

答え合わせ:確認後90本では測定目標に未達。その後ネックラインの反対側へ終値で戻った(2025/04/11 20:00)。

FX-gold

FX-gold

XAUUSD(ゴールド)を中心に裁量でエントリーしています。 プログラムも覚え、バックテストでチャートパターンの癖を覚えて裁量に取り入れてエントリーしています。

カテゴリー

[広告]

XMTrading 公式口座開設バナー
HFM 公式ゴールド・シルバー取引バナー
FXGT 公式口座開設バナー
最近の投稿
アーカイブ
リンク