チャート分析のローソク足の見方|実体・ヒゲ・確定足を図解
ローソク足は、一定時間の始値・高値・安値・終値を1本にまとめた表示です。長いヒゲを見て反転と判断する前に、どこで始まり、どこで終わったかを確認しましょう。この記事はローソク足の形を同じ言葉で説明するための読み方を扱います。
陽線と陰線は色より始値・終値で判断する
| 部分 | 表す価格 |
|---|---|
| 実体の両端 | 始値と終値 |
| 上ヒゲの先端 | 高値 |
| 下ヒゲの先端 | 安値 |
| 陽線 | 終値が始値より高い足 |
| 陰線 | 終値が始値より低い足 |
始値と終値が同じ、または近い場合、実体は細く見えます。色は利用者が変更できるため、「赤だから陽線」と固定して覚えないことが大切です。このサイトの掲載例では緑が陽線、赤が陰線です。
MT5実チャートで実体とヒゲを分ける

対象の陽線は始値4393.63、終値4413.02、安値4365.33です。実体の長さは4413.02−4393.63=19.39、下ヒゲは4393.63−4365.33=28.30です。いずれもチャートの価格単位で、pips数や取引損益ではありません。
この下ヒゲから分かるのは、その時間帯に安値まで下げ、終値がそこから上にあったことです。安値をつけた理由、参加者の意図、次の足の方向までは断定できません。
四本値だけでは途中の順番は分からない
1本の足は途中のすべての動きを保存した図ではありません。高値へ先に進んだのか、安値を先につけたのかは四本値だけでは区別できない場合があります。順番を調べるなら下位足などで確認しますが、粗い足から細かい動きを想像で補わないようにしましょう。
確定足と未確定足を混ぜない
右端の形成中の足は、終了するまで高値・安値・現在の終値に相当する値が変わります。長い陽線が残るとは限らず、途中で陰線になることもあります。「終値で線を越えた」と記録するのは、その時間足が終了してからです。
- 銘柄・配信元・時間足を確認する。
- 対象の足にカーソルを合わせ、MT5のデータウィンドウで日時と四本値を見る。
- 始値と終値を比較して、陽線・陰線・ほぼ同値を判別する。
- 周囲の足と比べ、実体・ヒゲ・全体の値幅を別々に記録する。
- 形成中なら未確定と付け、終了後の記録と分ける。
形を見るときに起きやすい誤解
- 長い下ヒゲが出ても、必ず上昇するわけではありません。下落の途中でも現れます。
- 大きな実体はその足の始値と終値の差が大きかったことを示します。次の足の方向は別です。
- 1本だけで相場全体の方向を決めません。どの水準で現れたかも確認します。
練習:足の名前を付ける前に説明する
過去の足を1本選び、「始値より終値が上」「実体より下ヒゲが長い」「前の足の安値を下回った」の3項目を書いてみましょう。次の値動きを見る前に残すと、後から反転足だったと呼び直す癖を確認できます。形の暗記より、観察できた事実を短く説明する練習になります。
よくある疑問
時間足の区切りは全社共通ですか?
表示時刻は配信元のサーバー設定に依存します。とくに日足を比べる場合は、配信元とタイムゾーンをそろえましょう。
十字線が出たら方向が変わりますか?
実体が小さいという情報だけでは決められません。観察していた水準、時間足、形成中かどうかも確認します。
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