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チャート分析のフィボナッチの引き方|起点・終点と戻り率をMT5で確認

フィボナッチ・リトレースメントは、選んだ二点の値幅に対して、どの程度押した・戻したかを測る道具です。チャート分析では二点の価格と、0%・100%がどちらに表示されているかを最初に確認します。同じ場所に見える線でも、基準の波や向きが違えば意味が変わります。

1. 測る波を一つ選ぶ
2. 起点と終点を記録
3. 0と100の位置を確認
4. 割合を価格へ換算

MT5実チャート:下落した値幅の戻りを見る

GOLDのH1で高値4510.65から安値4365.33へフィボナッチを引き、安値側0・高値側100を表示したMT5チャート
XMTrading・GOLD・H1。2026年9月13日撮影。2026年9月3日の高値4510.65と9月4日16:00の安値4365.33を結んだ事後の学習例です。時刻は配信元基準です。 画像を押すと拡大できます。

この図では下側の安値が0%、上側の高値が100%です。下落した幅に対して、その安値から上へどれだけ戻ったかを読みます。撮影時点の後の動きも見えているため、当時この波を事前に選べたという意味ではありません。

戻り率を価格で確かめる

選んだ値幅は4510.65−4365.33=145.32です。この下落例では、戻りの目安を「安値+値幅×割合」で計算できます。

戻り率計算上の価格(小数第2位)
0%4365.33
23.6%4399.63
38.2%4420.84
50%4437.99
61.8%4455.14
100%4510.65

これはチャートの価格水準の計算で、pipsや損益の計算ではありません。また、50%は半値戻しとして使われる水準で、フィボナッチ数列の隣接項の比率そのものではありません。線に達したという事実と、そこから反転するという予想を分けます。

上昇の押しを測る場合

上昇した波の高値からの押しを測るなら、「高値−上昇幅×割合」で価格を確認できます。たとえば説明用の価格200から300への上昇なら、38.2%押しは300−100×0.382=261.8です。これは仮の計算例で、実チャートの数値ではありません。

MT5の表示で0と100の位置が意図と逆なら、ドラッグした方向や二点の設定を見直します。「左から右へ引いたから正しい」と決めず、実際のラベルと価格で確認しましょう。

MT5で引く手順

  1. 時間足を固定し、測る高値・安値の日時と価格を記録します。
  2. フィボナッチ・リトレースメントを選び、起点から終点へドラッグします。
  3. オブジェクトの設定で二点の日時・価格を確認します。
  4. 0%と100%の表示位置を確かめ、50%が二点の中間価格になっているか照合します。
  5. 必要な水準だけを表示し、線を増やしすぎないようにします。

ツールの操作や水準の価格表示はMetaTrader 5公式ヘルプで確認できます。価格も表示したい場合、レベルの説明欄に「%$」を指定する方法が案内されています。

起点・終点を変えるときの注意

高値・安値が更新されれば、新しい波を測りたくなることがあります。そのときは元の二点を保存し、新しい二点での図と分けます。過去の反発に合わせて何度も引き直し、最もきれいに見える結果だけを残すと再現できません。

  • 観察時点で二点を選べたか。後の足で初めて山・谷と分かった点ではないか。
  • ヒゲ先端か実体端かを統一しているか。
  • 別の時間足の波を途中で混ぜていないか。
  • 線への接触と、確定足の反応を別々に記録したか。

よくある疑問

61.8%に達したら反発しますか?

必ず反発するわけではありません。戻りの割合を測る目安であり、そのまま通過する場合もあります。

どの波が正解ですか?

唯一の正解として決まるものではありません。選んだ日時・価格・理由を残し、同じ条件で読み直せることを優先します。

MT5実例3つ:起点を固定し、押しの割合を価格へ換算

実例はXMTradingのMT5で表示した過去の実チャートです。線と説明は当サイトで追加しました。時刻はMT5足の開始時刻で、日本時間への換算はしていません。緑の縦棒は高値・安値、左の短線は始値、右の短線は終値です。成功例と不成立・未達例を学習用に選んでおり、出現率や勝率を示す標本ではありません。

以下は上昇波に対する下押しです。赤線の安値Lから高値Uへの一波を固定し、高値を0%、安値を100%としています。r%の価格=U−(U−L)×r/100。50%は広く使う中間点で、フィボナッチ数列から得られる比率そのものではありません。

実例1:GOLD H1

フィボナッチ実例1 GOLD H1 起点と終点を赤線で表示
フィボナッチ実例1 GOLD H1 起点と終点を赤線で表示。画像を押すと拡大できます。
基準・水準MT5時刻または計算価格
安値L2025/10/15 03:004153.75
高値U2025/10/17 01:004379.77
0%U−(U−L)×04379.77
38.2%U−(U−L)×0.3824293.43
50%U−(U−L)×0.54266.76
61.8%U−(U−L)×0.6184240.09
100%U−(U−L)×14153.75

38.2%の 4293.43 と61.8%の 4240.09 を通過する足に注目します。線への接触、終値での通過、次の足の戻りは別の出来事です。線で必ず反発すると予測する図ではありません。写真の後半を隠し、各水準に近づいた時点で、保持する条件と安値Lを割った場合の見直し条件を書いてから右側を確認してください。

実例2:USDJPY H1

フィボナッチ実例2 USDJPY H1 起点と終点を赤線で表示
フィボナッチ実例2 USDJPY H1 起点と終点を赤線で表示。画像を押すと拡大できます。
基準・水準MT5時刻または計算価格
安値L2026/07/27 10:00163.318
高値U2026/07/28 13:00163.938
0%U−(U−L)×0163.938
38.2%U−(U−L)×0.382163.701
50%U−(U−L)×0.5163.628
61.8%U−(U−L)×0.618163.555
100%U−(U−L)×1163.318

38.2%の 163.701 と61.8%の 163.555 を通過する足に注目します。線への接触、終値での通過、次の足の戻りは別の出来事です。線で必ず反発すると予測する図ではありません。写真の後半を隠し、各水準に近づいた時点で、保持する条件と安値Lを割った場合の見直し条件を書いてから右側を確認してください。

実例3:EURUSD H1

フィボナッチ実例3 EURUSD H1 起点と終点を赤線で表示
フィボナッチ実例3 EURUSD H1 起点と終点を赤線で表示。画像を押すと拡大できます。
基準・水準MT5時刻または計算価格
安値L2025/04/08 18:001.08949
高値U2025/04/10 15:001.11310
0%U−(U−L)×01.11310
38.2%U−(U−L)×0.3821.10408
50%U−(U−L)×0.51.10129
61.8%U−(U−L)×0.6181.09851
100%U−(U−L)×11.08949

38.2%の 1.10408 と61.8%の 1.09851 を通過する足に注目します。線への接触、終値での通過、次の足の戻りは別の出来事です。線で必ず反発すると予測する図ではありません。写真の後半を隠し、各水準に近づいた時点で、保持する条件と安値Lを割った場合の見直し条件を書いてから右側を確認してください。

下降波の戻りを測るときは向きを反転し、下側を0%、上側を100%とするなら下側+値幅×割合で計算します。ツールのドラッグ方向によって表示が逆になるため、0%・100%の価格を最初に照合してください。

FX-gold

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XAUUSD(ゴールド)を中心に裁量でエントリーしています。 プログラムも覚え、バックテストでチャートパターンの癖を覚えて裁量に取り入れてエントリーしています。

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